2022年は米ドル円が大きく上昇し、為替相場がとても注目を浴びて、FX(外国為替証拠金取引)に興味を持った方もいらっしゃるでしょう。
でも、FXって簡単に稼げるイメージがあるんですが、現実は甘くないんですよね。
最大25倍のレバレッジ取引によって、ハイリスクな取引ができるので逆に、大きな損失を抱えてしまう投資家も後を絶ちません・・・。
FX投資との出会い
私は子どもの頃から、日本経済新聞を熟読するくらい、金融、経済や投資についてとても興味を持っていました。
そして、大学卒業と同時に就職してから、すぐに株式投資を始めました。
ちょうどその頃はリーマンショック後ということで、日経平均株価も今より全然安く、会社四季報などの投資雑誌でチェックした銘柄を売買して、値上がり益をうまく出すことができました。
ただ、経済の回復とともに株価が上がるにつれ、株式投資で利益を出しづらくなったため、他の金融商品を探さざるをえなくなりました・・・。
そこで当時、人気が出てきたFX(外国為替証拠金取引)でレバレッジ取引ができることに魅力を感じて、FXを始めることにしたんですね!
でも振り返れば、これがFX投資家として、何度もしくじってしまうきっかけだったんですよね・・・。
FX取引口座の開設
FX取引する場合は、株式取引と同じように、どこかのFX会社に口座開設して取引するのが一般的です。
私の場合は今はもうないんですが、大証FX(知っている人はかなりのベテランさんですね)で口座開設しました。
当時はまだ取引所FXと店頭FXの区別が意味を持っていて、最大の差は前者が申告分離課税だった一方で、後者は総合課税だったのです。
取引所FXの最大のメリットは、他の金融商品との損益通算や3年間の繰越損失控除ができる点でしたので、私は取引所FXの大証FXを選んだわけです。
裁量トレードで大失敗・・・
口座開設が無事完了して、早速トレードを開始。
株式投資での成功体験もあったことから、特に勉強もせずに軽い気持ちで、1万通貨で裁量トレードをしてみました。
しかし、このときの自分はFXの怖さ、つまりレバレッジ取引の危険性についてあまりにも無知でした。
この当時のFXって1万通貨取引が基本で、なおかつレバレッジ規制前だったので、仮に1ドル100円で米ドル円を取引する場合、1ドル100円×1万通貨×50倍=5000万円ものポジションを建てることができたんですよね。
しかも、それを10万通貨や20万通貨で裁量取引していたので、5~10億円のお金を素人投資家が動かしていたわけです。
そんな無茶なことをして、なおかつロクにトレードの勉強もせずに取引したので当然、わずか1か月で100万円を溶かしちゃいました(苦笑)
テクニカルトレードを勉強したものの・・・
というわけで、FXの大失敗を経験したため、いったんちゃんと勉強してから出直そうと思いました。
そこで、株式投資と同じように、FXもテクニカルトレードで成功されている方がおられるので、教材や有料ツールを購入しました。
そして、取引口座もテクニカルチャートが充実していたMT4(メタトレーダー4)が使える、外資系のFOREX.comで新たに口座開設しました。
というのも、本業がサラリーマンの自分にとって、為替相場がよく動く、ロンドン・NY時間は深夜時間帯なので睡眠時間を削ってのトレードは難しかったからです。
常に相場と向き合い続けるのは、専業投資家でないと無理なんだと痛感しました。
次回 自動売買にチャレンジ!
このように私のFXデビューはほろ苦いスタートとなりました。
株式投資での成功が、FXではあまり通じなかったのが印象的でしたし、継続的に利益を上げるにはそれ相応のトレードスキルや時間が必要でした。
つまり、副業感覚で、FX投資と向き合い続けるのはやはり難しかったと言わざるを得なかったです・・・。
というわけで、裁量トレードの限界を感じ、忙しい自分に代わってシステムに取引させることはできないか、自動売買の方で試行錯誤を繰り返すようになりました。
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